婚礼家具と言うと一昔前の話のようですが、結婚後の新居に合わせて家具を用意する事は今も昔も変わりません。以前見られた婚礼セットと言うのは、タンスを中心とした収納家具のセットです。開き戸の洋服ダンス、引出しタイプのチェスト、和ダンスと言われる着物の収納ダンス、和ダンスは上から下まですべてが着物の収納のためのタンスです。以前は結婚の嫁入り道具として、着物を新調して親が持たせる風習がありました。
和ダンスをコンパクトにして、引き出しのチェストの上に乗せる和盆というタイプもあります。実は引き出しのチェストのサイズは畳んだ状態の着物のサイズが基準になっているのです。またその着物のサイズが基準となったタンスは開き戸の洋服タンスの三枚戸と並べると、ちょうど四畳半の部屋の壁に収まるサイズになっているのです。現在は一戸建てでも和室がないタイプもあり、マンションは特に以前のような畳一定基準としたモジュールではなくなっていますが、昔はこのように部屋も畳サイズを目安にした一定基準があったのでタンスが収まらないと言う事はあまりありませんでした。
現在では壁面に収納が取り付けられているのでこういった洋服ダンスを用意する人は少なくなっています。あと婚礼家具で忘れてはならないのがドレッサーです。昔は鏡台と言われていました、新居に家具を運び入れる時も決まりがあり、まずは鏡台の上の鏡の部分から1番初めに部屋に運び入れます。鏡には女性の魂が宿ると言われていたことからです。
昔は同居する家庭も少なくなかったのでテーブルや食器の収納等はあまり重要視ていませんでした。キッチン家電レンタルのことならこちら